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茅葺きのある風景(1)

  雨あがる (京都府、美山町)
           (水彩 F8)
  折角のスケッチ旅行なのに
  朝から小雨、
  やむなく農家の軒先を借り
  描き始めたら雨がやんできた。
   
  霧にけむる山々、
   しっとりと雨水を含んだ
  茅葺屋根, 緑鮮やかな畑、
  
  思わず絵を忘れ深呼吸する。
     
    花咲くころ  (京都府、美山町) (水彩 P10)  
       美山町は茅葺農家の集落、あまりの多さに目移り。
        さつきや菜の花、ソバの花か
        色鮮やかな花咲く季節感あふれた農家を見つけた。
        ここにしよう。
        農家の縁側を借りてゆったり描く、極上の時間だ。
    薫風に舞う鯉のぼり   (神戸市、北区) (水彩 F6)
       薫風に舞う鯉のぼりを描きたくても、   
       都会では無理だが、
       神戸では山ひとつ越えれば、
       いまだにこんな景色が残っている。
       孫のためにたててやったっとこの家のおじいさん、
       にっこり笑って覗いていく。

       

  コスモス咲くころ
       (神戸市、北区) (水彩 F6)
   茅葺農家を描きに出かけたら、
   コスモスが一面に咲いていた。
   願ってもないことと、早速描き出す。
   ここの農家の奥さんに、
   トマトや柿のおみやげまで頂くことに。
   またも望外の喜び

   茅葺屋根に秋の日差し (大阪府 豊中市)
              (水彩 F10 ’'10-10)
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